陽の寄り付き坊主
定義
このローソク足は極端な強気を示し、下影のない長い白い実体と上影を特徴とします。
認識基準
1. ローソク足は長い白い実体を持つ。
2. ローソク足には下影がない。
ローソク足の要件と柔軟性
ローソク足の白い実体は、チャート上の他のローソク足と比較して長いべきです。終値側に影(上影)があるものの、始値側には影がありません。
トレーダーの行動
陽の寄付き坊主は、買い手が最初の取引から最後の取引まで価格の動きを支配したことを示しています。一日の取引が始まり、価格は後戻りすることなく一日中上昇し続け、下影のない長い白いローソク足を形成します。しかし、その日は当日の高値で終わらず、上影が形成されます。
このローソク足は一般的に強気です。しかし、より広いテクニカルな状況におけるその位置も重要です。長期間の下落後に観察された場合、価格がサポートレベルに達して潜在的な転換点を示す可能性があります(陽の腰折れ線)。一方、長期の大幅な上昇の後にこのパターンが現れた場合、過度の強気を示し、価格が危険なほど高いレベルにあることを示唆するかもしれません。それでも、このローソク足だけでは市場の方向性を判断するには信頼性が十分ではありません。なぜなら、それは一日の取引だけを反映しているためです。